令和5年度3月例会「日本と世界 2024 年の政治・経済の展望」

開催場所:レオプラザホテル佐世保
日時:令和6年3月29日(金)19時00分~20時30分
内容:講師例会「日本と世界 2024 年の政治・経済の展望」
講師:太田 昌克 氏
ジャーナリスト、共同通信編集委員(論説委員兼務)、早稲田大学客員教授、長崎大学客員教授
担当委員会:社長の教養委員会

3月29日(金)レオプラザホテル佐世保にて、ジャーナリストで共同通信社編集委員の太田昌克氏を招いて「日本と世界 2024年の政治・経済の展望」のテーマでご講演いただきました。

まず初めは、原爆の被ばく体験者「恩人と賢人たちの言葉」でした。被ばく体験を世界へ発信し続けた方たちのご苦労の上に「核 」が今日まで世界で使われていない。核廃止の運動は、成果が上がっているとの事。
太田氏は、1992年共同通信社に入社後の勤務地は、広島支局。外交、安保、核、原子力政策を中心に取材されています。
広島、長崎の被爆者達の取材経験から独自の視点で世界情勢を語ってくださりました。

2024年は、まれに見る選挙イヤー。特に台湾、ロシア、アメリカ選挙は、世界や東アジアのバランスの均衡に関わり、アメリカ選挙は、11月に行われ「もしトラ」など極めて世界中が注目している状況とも。

世界情勢だけではなく、過去に戦争で苦しまれた当事者たちの声を改めて語って頂いたことで、昨今の日本の軍事力増強の選択は、未来にどのような影響を及ぼすのかを考えるきっかけとなりました。

原爆投下とキューバ危機の歴史研修者であるマーティン・シャーウィンさんは、「歴史は、それがそのように生じる定めにあったから生じた のではなく、権力ある地位にある個人が特定の選択肢を選んだから、そのように生じたのである。」映画オッペンハイマの評伝で語っておられます。「権力ある個人」を選ぶ、私たち「国民」の責任は、重大だと感じさせられます。

懇親会まで快くご参加してくださりました、太田講師、奥様ありがとうございました。 最後の質問の「趣味」のお話は、会場のみんなが温かい気持ちになりました。


開会宣言は山口会員


綱領唱和は吉岡会員


金子会長による挨拶


各委員長による委員会報告


いよいよ太田昌克氏による講演がスタート!


第一線でご活躍されるジャーナリストの講演はかなり内容の濃ゆいものでした。


いつもテレビで拝見しているせいか、すごく親近感がありました。


一時間近い講演を切れ目なくお話しされる情報量には圧巻でした。


西辻会員による質疑応答


会長による謝辞


最後は太田氏を囲んでの記念撮影


閉会宣言は松本会員